2014.12.01更新

"12月に入り、インフルエンザが徐々に流行りだす季節となりました。
インフルエンザは例年、12月から3月にかけて流行します。
もちろん、予防接種などの予防策も大切ですが、ここからの季節はそれにプラス、しっかりと手洗いをし、バランスの良い栄養補給および休息、室内の加湿と換気、そしてマスクの着用が有効な予防となります。

特に12月、疎かになりがちなのが「バランスの良い栄養補給および休息」です。
師走ですから、忘年会などが続き食生活が乱れ、仕事や家事が多忙で寝不足が続く時期ですよね。
なるべく無理をしないよう、そして栄養バランスを考えた食事をとるように、心がけていきましょう。

り耳鼻咽喉科には、診断が難しいとされている、感染初期インフルエンザの早期診断を実現できるインフルエンザ診断機器がありますから、もし「あれっ?」と思った時は、すぐにご来院ください。
早期にインフルエンザか否かを判断し、迅速な治療を開始できます。"

投稿者: り耳鼻咽喉科

2014.11.25更新

"この時期、だんだんと忙しくなってきているビジネスマンの方々も多いのではないでしょうか?
もともとタバコやお酒を飲まれる方は、その量が増えてきていたりしませんか?

12月末になると、仕事は佳境に入り、更にはクリスマスパーティや忘年会などのイベントが盛りだくさん。
気を許して、タバコやお酒をガンガン!という方、少なくないのではないでしょうか?
年末年始の休暇に入れば年越しだ、カウントダウンだ、元旦だと、またまたお酒を飲む機会が増えます。
1月は新年会があって、またまたタバコやお酒が・・・。
のどの健康のためにも、そして全身の健康のためにも、タバコはNGですし、お酒もほどほどがベストです。

一年の計は元旦にあり!というじゃないですか。
そろそろ、来年の「計」を考えませんか?
そして私からのご提案!タバコやお酒をついつい飲みすぎてしまう方は、来年こそ禁酒禁煙しませんか?

実はタバコやお酒は、咽頭がん、喉頭がんの大きな要因の一つなのです。
咽頭がん、喉頭がんは、若い世代には少なく、60代が一番多いです。
このようながんを予防するには、禁酒禁煙が一番!
40代を迎えたら・・・いや、できればもっと早くから、禁酒禁煙を真剣に考えてほしいですね。"

投稿者: り耳鼻咽喉科

2014.11.19更新

"最近、本当に寒いですね~。
急に寒くなってきたせいか、最近風邪をひいた赤ちゃんの患者様が多い気がします。
皆さん、鼻汁がすごくて来院されますね。

赤ちゃんって、鼻汁が出ても自分自身で鼻をかむことができないので、鼻が詰まって口呼吸になってしまい、苦しくてご機嫌ななめになってしまいがち。
ご来院される親御さんを見ていると、きっと一日中、赤ちゃんがグズグズで夜中も泣いて起きたりしているのでしょうね・・・寝不足でという感じで、本当にお疲れの様子。
医師として、少しでも協力したい一心です。

まず、アドバイスしているのが、可能であれば鼻吸い器を使って、鼻汁を親御さんが吸い取ってあげましょうとお話しています。また、生理食塩水を数滴点鼻すると吸いやすくなります。でもこれがなかなか難しい!やろうとするだけで、泣き叫ぶ赤ちゃんの方が多いですし、頑固な鼻汁は容易には取れません。
出来るだけお風呂上りなどの、吸い出しやすい状況の時を見計らって、鼻汁を吸い取ってあげてください。鼻を蒸しタオルで温めてあげるのも有効です。

それでも難しい時は、ちょっと大変ではありますが毎日、り耳鼻咽喉科へ鼻を吸いに通院してください。
もちろん、病院だって赤ちゃんは泣きますが、それでも鼻汁は確実に奥の方まで吸い取ることができるので、赤ちゃん自身はその後、数時間は大変楽になるはずです。

り耳鼻咽喉科は、iTICKETサービス(インターネット予約)を導入していますので、赤ちゃんに長時間、待合室でお待ちいただく事がありませんから、毎日通院していただく事になったとしても、赤ちゃんと親御さんのご負担は少ないかと思います!"

投稿者: り耳鼻咽喉科

2014.11.13更新

"11月に入り、寒さも本格的になってまいりました。
この時期、日中と朝晩の寒暖差についていけず、風邪をひく方が増えてくる時期です。
風邪で鼻やのどを痛めてしまった患者様は、なるべく早めに、り耳鼻咽喉科へご来院ください。

年度末も近づき、お忙しくされているビジネスマンの皆様は特に、「風邪なんてすぐに治る」と、なかなか「病院へ行こう!」と足を向けていただけない傾向がありますが、風邪を放置してこじらせてしまいますと、副鼻腔炎を併発してしまいがちです。
それでも尚、我慢を続けていると重篤な状況になってしまう可能性もあります。
そうなったらそれこそ、多忙を極める師走の時期に、仕事どころではなくなりますし、最悪は入院なんていう事態も!

また、風邪だと思い込んでいるだけで、実は風邪ではなく別の疾患というケースも多いです。
風邪にせよ他の病気にせよ、きちんとした知識を持つ医師に相談し、診察を受けるのが一番安全です。
「風邪かな?」と思ったら自己判断および無理をせず、り耳鼻咽喉科へご来院ください。"

投稿者: り耳鼻咽喉科

2014.10.29更新

"今日は、甲状腺腫について、ご説明していきたいと思います。
甲状腺腫は、女性に多く、非常に頻度の高い疾患です。
甲状腺が腫れるパターンは2種類です。甲状腺が全体的に腫れるびまん性甲状腺腫と甲状腺の一部にしこりができる結節性性甲状腺腫です。結節性性甲状腺腫はいわゆる腫瘍でであることが多いです。

「腫瘍」なんて耳にしてしまいますと、ドキッとしてしまいますよね?
しかし、細胞診で良性であれば、そのほとんどに手術は必要なしとされています。甲状腺癌は放射線治療や化学療法の適応ではなく、手術が必要ですが、非常に予後良好な疾患です。

【甲状腺腫の診断】
正常な甲状腺は触知ができない臓器です。触知できる大きさであれば、検査することをお勧めします。
検査は、超音波エコー検査と血液検査でほとんどの甲状腺疾患を鑑別することができます。この検査により内科的治療が必要か手術が必要か治療の必要がないかを判断します。治療の必要がないものでも定期的な経過観察が必要な場合もあります。"

投稿者: り耳鼻咽喉科

2014.10.22更新

"鼓膜損傷は、お子様が起因するケースが多いです。
例えば、自分が耳掃除をしている時に、子どもがふざけて腕にぶつかってきたり、お子様の耳掃除をしていたら、ふいに子どもが動いてしまったりという感じ。

耳掃除って、耳かき棒という細く固いものを耳に挿入している状態ですからね。
「注意してください」というのは簡単ですが、注意だけではどうにもならない事もあるのですよね。

もし鼓膜に傷がついてしまったり、穴が開いてしまっても、小さなものであれば自然完治しますので、そんなに慌てなくても大丈夫です。
でもだからといって、自己判断で経過観察はNG。
必ず、り耳鼻咽喉科にご来院ください。

まず状況を確認し、細菌感染を防止するために、消毒をして抗菌薬を使っていきます。
そして自然完治を待ちます。
状況が思わしくない時は、人工鼓膜を貼るケースもあります。
万が一内耳に影響があると判断した場合は、ステロイド剤を投与します。
経過観察をしていくと、大体数カ月で鼓膜は元に戻るのですが、穴がふさがらないというケースもあります。
このような時は、鼓膜形成術を行う事になります。"

投稿者: り耳鼻咽喉科

2014.10.15更新

"消費者庁には、子どものボタン電池の誤飲に関する事故情報が、平成22年4月から平成26 年3月末までの間に90 件以上寄せられています。                      ボタン電池を誤って飲んでしまうと、食道にとどまることが多く、わずか1時間でも食道に穴が開き、場合によっては死に至ることがあるほど大変危険です。
ボタン電池は、おもちゃだけでなく、時計など乳幼児が簡単に手にできる様々な日用品に使われていて、こうした製品で遊んでいたことによる事故が多数発生しています。ボタン電池の危険性を認識し、保管・廃棄方法に気を付けるとともに、ボタン電池が使われている製品の点検も行いましょう。                                         子どもがボタン電池を飲み込んでしまった、又は鼻の穴に入れてしまったときは、一刻も早く医療機関に行くことが重要です。最悪の場合、死に至るおそれもあるのですぐに救急車を呼びましょう。どの製品にボタン電池が使用されているかチェックし、電池のふたが外れやすくなっていないか確認しましょう。家にある未使用又は使用済みのボタン電池は絶対に子どもの手の届かない場所に保管しましょう。"

投稿者: り耳鼻咽喉科

2014.10.08更新

"耳鼻咽喉科というのは、様々な疾患や症状に対応する科です。
街の皆様にお伺いすると、「耳鼻咽喉科って、いつ行ってもすごく混んでいる」と言われる事が多いです。
正直、その印象は事実だと私も自覚しています。
特に、風邪をひきやすくなる秋冬の時期、花粉症の時期などは、多くの患者様がご来院されます。

そこで私は、り耳鼻咽喉科を開院するにあたって、患者様の待ち時間を最小限にして、少しでもご負担を軽減したいと思いました。
そして導入したのが、iTICKETサービスです。
予約フォームから、当日予約をしていただけます。
そしてこのシステムは予約が取れるだけではなく、携帯電話やインターネットで、待ち状況がどこにいても確認できるのです。
つまり、り耳鼻咽喉科へご来院されるのは、自分の診察順番が近づいた時でOKという事です。

特に、症状が重い方や高齢の方、小さなお子様などは、病院の「待ち時間」ほど、しんどいものはないはずです。
ギリギリまでご自宅で待機できるこのシステムは、患者様から大変ご好評いただいております。

※初診の方に関しては、iTICKETサービスはご利用いただけません。"

投稿者: り耳鼻咽喉科

2014.10.01更新

"これからの季節、多くなっていくRSウイルス感染症。
これは、RSウイルスの感染による呼吸器の感染症なのですが、正直、大人の方から見れば鼻汁が出て、ちょっと熱が出るぐらいの症状で、それほど大騒ぎするウイルスではありません。
しかしこれは、あくまでも大人の話。
赤ちゃんの場合はそう簡単にはいかないので、お母様、お父様はご注意ください。

実は、1歳に満たない赤ちゃんがこのRSウイルスに感染すると、細気管支炎にかかる可能性が高く、これは重度の気管支炎なので軽視できないのです。
特に3か月未満の乳児および、何らかの基礎疾患を持っているお子様、また、もともと早産で産まれた赤ちゃんなどは、重症化のリスクは高まりますから、尚更、危機感を持っていなければなりません。
またそこから、肺炎へ進展してしまうケースもあるので、さらに注意が求められます。

ちなみに赤ちゃんのうち、1歳までに約50パーセントが、2歳までにほぼ全員が、RSウイルスに最低1回は感染すると、国立感染症研究所は発表しています。
つまり、ほとんどの2歳までのお子さんに、RSウイルスの感染は必然という状況なので、その感染月齢が低ければ低いほど、注意が必要という事になります。

RSウイルス感染症の感染経路は、飛沫感染と接触感染です。
ワクチンもなく、大人がかかった場合、軽症でRSウイルス感染症だと気が付かないケースが大半ですので、感染の拡大が容易であるところが小さな赤ちゃんには脅威です。

1歳未満の赤ちゃんや早産児、基礎疾患があるお子様のいるご家庭では、ご自宅の遊具などはアルコールや塩素系の消毒剤等で消毒し、手洗いおよび、アルコール製剤による消毒を周囲の大人は徹底しましょう。
更にはRSウイルス感染症が流行する秋口からは、不用意に人ごみへ出かけないように配慮しましょう。"

投稿者: り耳鼻咽喉科

2014.09.29更新

"滲出性(しんしゅつせい)中耳炎は、1歳から6歳ぐらいまでのお子様がなりやすい疾患です。
ちくのう症やアデノイド肥大などで、日々鼻づまりがあり口呼吸をしている、急性中耳炎が完治していないなどが原因となり発症します。

症状としては、聞こえが悪い、よく耳を触る、耳がふさがった感じ、耳に水が入った感じなどが一般的ですが、子どもはこれらの症状を訴えないことが多く、また、急性中耳炎と異なり痛くはないので、親御さんが気付きにくいのが難点です。

【滲出性中耳炎の検査】

滲出性中耳炎の検査は多岐に渡ります。
問診はもちろん、鼓膜の状態を視診し、内視鏡検査やレントゲンでアデノイド肥大やちくのう症の確認をします。
5歳前後のお子様の場合は、可能であれば聴力検査も行います。
ティンパノグラムで鼓膜の動きの状態をチェックし、状況によっては鼻汁培養検査を行う事もあります。

【滲出性中耳炎の治療】

きちんと治療を行えば、通常は3週間ほどで完治します。
治療は、薬物治療、鼻処置、ネブライザー、耳管通気療法などを行います。経過により鼓膜切開を行うこともあります。
3か月以上治療しても完治しない場合は、治療が長期戦になる事があります。また、再発することもしばしばあります。症状に乏しく、治療に時間がかかることがありますが、通院治療を中断しないようにして下さい。
約3か月間、通院治療で治癒しなければ、手術(鼓膜チュービングやアデノイド切除術)を行うケースもあります。

正直、10歳以上の滲出性中耳炎は厄介です。
鼓膜チュービングなどの治療をしても、中耳炎が完治せず長引く可能性が高いです。守株の治療を試みてベストを尽くしできるだけ後遺症を少なくするよう努力します。"

投稿者: り耳鼻咽喉科

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