2016.06.03更新

皆様こんにちは、城東区のり耳鼻咽喉科です。
今日、ご説明させていただきますのが、「慢性単純性扁桃炎」です。

これは、習慣性扁桃炎の逆で、ほぼ大人の扁桃炎と思っていただいてよろしいかと思います。
この慢性単純性扁桃炎は、原因が大きく二つに分かれています。

一つ目は、急性扁桃炎を年四回以上繰り返すというような状況で、慢性化していってしまったものです。
二つ目は、飲酒や喫煙という因子が関係しているものです。

症状は喉の痛みに関しては、ほかの扁桃炎と同様なのですが、熱は微熱程度です。
喉に異物感を感じ、刺激物は過剰に反応するようになります。

慢性単純性扁桃炎になりますと、手術をしなければならないケースが多くなります。
手術は、入院を伴います。

原因の二つ目に関しては、予防できるものです。
慢性単純性扁桃炎になって、手術を行う必要が出る前に、禁煙をしましょう。
そして、お酒もほどほどにしていきましょう。
それが、大切な予防策です。

投稿者: り耳鼻咽喉科

2016.05.31更新

皆様こんにちは、り耳鼻咽喉科です。
この間は、急性扁桃炎のお話を書かせていただきました。
今日から数回に分けて、慢性扁桃炎について、ご説明していきたいと思います。

今回、ご説明させていただきますのが、「習慣性扁桃炎」です。
これは、名前からは分かりづらいと思いますが、子どもが多く発症する慢性扁桃炎です。
大体3歳ぐらいに発症をはじめるお子様が多く、6歳ぐらいにピーク時を迎えます。

症状は、喉の痛みや発熱、倦怠感、唾を飲み込むときの痛みなど、急性扁桃炎と同じです。
慢性扁桃炎ではありますが、安定している時期には、これらの症状はありません。

この習慣性扁桃炎の特徴は、ほとんどの症例の場合、大人になるまでには完治するということです。
ご本人はもちろん、親御様は症状が出てしまっている期間は、大変お辛いと思います。
でも、完治するケースが大半です。
私も患者様には励ましながら、治療を行っております!
ただ稀に、大人になってから発症する方もいますので、注意が必要です。

投稿者: り耳鼻咽喉科

2016.05.26更新

皆様こんにちは、り耳鼻咽喉科です。
先日、扁桃炎のお話を書かせていただきました。
それに対して「扁桃炎ってどのような症状が出るのですか?」というご質問をいただきましたので、急性扁桃炎についてご説明させていただきます。

扁桃炎は先日、20歳代・30歳代の羅漢者が全体を見てみると、ずば抜けて多いとお話ししましたが、それ以外の年齢の方々が羅漢しないということではありません。
0歳から高齢の方まで、扁桃炎にはなります。
50歳を過ぎると極端に患者数が減りますが、それ以外の年齢は、それなりに羅漢者数がある病気ですので油断は禁物です。

この扁桃炎は、細菌やウイルス感染することで起こる症状です。
最初は喉が痛くなって赤くはれたり、食べ物を食べるときに、つっかえる感じがあったりします。

しだいに、38度~40度という高熱が出て、唾を飲み込むだけで痛みが走ります。
頭痛や関節痛が出たり、悪寒を感じる方が多いです。
中耳炎を併発しますと、耳も当然痛み出します。

急性扁桃腺炎の場合、治療はペニシリン系抗生物質を処方します。
また熱が高いので、解熱鎮痛剤も処方します。
また、のどの消毒を行います。
入浴は避けて2日ほど安静にしていれば、回復してまいります。

投稿者: り耳鼻咽喉科

2016.05.17更新

皆様こんにちは、り耳鼻咽喉科です。
皆様は、扁桃炎になったことがありますか?
40代以降の方ですと、「昔やったことがある」とおっしゃる方が多いかと思います。

この扁桃炎は、細菌やウイルス感染することで起こる症状です。
と聞くと、羅漢者の年代に個性が出るとは思えないでしょう。
しかし不思議なことに、20歳代・30歳代の羅漢者が全体を見てみると、ずば抜けて多いのです。
そして20歳代に関しては、女性の羅漢者が大変多いという特徴があります。

理由は定かではありませんが、喉が赤くなっていたり、痛みが出るという扁桃炎の初期症状が出たとき、20歳代・30歳代の方の場合、それが単なる風邪ではなく扁桃炎である可能性も視野に、早めにり耳鼻咽喉科をご受診されることをおすすめいたします。

また、これも不思議なことなのですが、扁桃炎から重症化して扁桃周囲炎や扁桃周囲膿瘍になってしまう患者様の多くが男性です。
これも理由は不明でありますが、20歳代・30歳代の羅漢者が多いという特徴を加味すると、この年代の男性が忙しく、初期の段階で治療を行えないなども、理由の一つと捉えられます。

病気はどんな病気であっても、早期発見と治療がベストです。
扁桃炎が重症化して、扁桃周囲炎や扁桃周囲膿瘍にならないように、早めの受診を心がけましょう。

投稿者: り耳鼻咽喉科

2016.05.11更新

突然ですが、皆様はなぜ、耳鼻咽喉科というと思いますか?
もしくはなぜ耳鼻咽喉が、ひとまとめになっていると思いますか?

これは、このすべてが繋がっているからです。
「繋がっている」といえば、身体の臓器はすべて繋がっているわけで、それは耳鼻咽喉だけの話ではないのですが、この部分は特に密接に関わって繋がっているということで、一つの診療科としてくくられているわけです。

そのくくりを、体調が悪いときに感じたりしませんか?
例えば鼻風邪をひいているとき、耳がなんだか聞こえづらくなったり、なにかが詰まっているような感覚になることがありますよね。

鼻風邪をこじらせて、中耳炎を併発してしまうという患者様が多いですが、これはまさに密接に繋がっている証拠です。
つまり、症状を軽視して放置してしまうと、他の部分にさらなる問題が生じる可能性が高いということです。
鼻やのど、耳に異変を感じたら、なるべく早く専門医の診察を受けましょう。
そして適切な治療を受けることで、少しでも早く完治し、病状が悪くならないようにしたいものです。
り耳鼻咽喉科では、症状をこじらせないように、早期治療を推奨しています!

投稿者: り耳鼻咽喉科

2016.05.02更新

これからの季節、徐々に増えていくお子様の病気がヘルパンギーナです。
前にもこちらのブログでお話ししておりますが、ヘルパンギーナはエンテロウイルス群によるウイルス感染症で、そう聞くとなんだか難しい病気のように感じますが、一般的には夏風邪と呼ばれていて、特に夏に流行するウイルス性感染症です。
高熱が2~3日続き、その後、口の中に水泡や水ぶくれができたり、のどちんこに炎症がみられたりします。

今日はこの、ヘルパンギーナの治療についてご説明していきましょう。
残念ながらヘルパンギーナに効果的な特効薬というものは存在しないので、り耳鼻咽喉科で行う治療は対症療法です。

脱水症状がみられ、その状況があまりよくないケースの場合はそれに対する治療を行います。

ヘルパンギーナの治療で一番注意していることが、合併症を発症していないかどうかの経過観察です。
4日以上熱が下がらないとき、髄膜炎や心筋炎などの合併症を疑う必要があります。

投稿者: り耳鼻咽喉科

2014.12.29更新

"もうすぐ今年も終わりますね。
皆様、師走でお忙しくされていると思いますが、このブログを読んでくださっている貴方はいかがですか?

もうすぐ待ち焦がれた年末年始休暇!という方も多いかと思いますが、ご家庭の主婦の方もビジネスマンの方も皆さん、そこまでの数日がたいへんなのですよね・・・。
寒さも厳しくなっていく季節だけに、り耳鼻咽喉科にも体調不良でご来院される患者様が増えてきています。

忘年会などが続き、食生活が乱れ寝不足が続いて、朝起きたらのどが痛い。
忙しさのあまりタバコの量が増えてしまって、声がれしてしまったという方も、多いのではないでしょうか?
あまり根を詰めて頑張りすぎず、休める時はきちんと休息し、お体をご自愛ください。
そして体調不良の際は無理せず、り耳鼻咽喉科へご来院ください。

り耳鼻咽喉科は、2014年2月に開院いたしましたので、この12月で10カ月を迎えました。
おかげさまで、多くの患者様が当クリニックへご来院くださいました。
初めての年を振り返ると、大阪市城東区の皆様に愛される「地元の耳鼻咽喉科」として成長できたかな?と私自身は思っているのですが、いかがでしょうか?

まだまだ、至らない事も多いかと思います。
何かお気づきの事がございましたら、なんなりと率直なご意見をお聞かせください!
来年も、よろしくお願いいたします!"

投稿者: り耳鼻咽喉科

2014.12.22更新

"外リンパ瘻という病気をご存知ですか?
これは、内耳という部分の骨に、なんらかの要因で穴が開いてしまうのです。
そしてその穴から、リンパ液が流れ出してしまい、難聴になってしまうという疾患です。

この難聴は、突然起こるという特徴があります。
原因は、ダイビングや飛行機で耳に強い圧力変化が生じた時に、内耳の骨に、穴が開いてしまうというものです。

外リンパ瘻の難しいところは、医師であってもその診断が困難である事。
最終的には手術をしないと、分からないというところです。
ただ、外リンパ瘻は突発性難聴などとは異なり、点滴治療などで完治する事はないので、突発性難聴などを疑い治療をしていたが、一向に回復の兆しが見えない時、外リンパ瘻を疑ってみる流れが一般的です。

ただ、外リンパ瘻と分かってしまえば、開いた穴を塞ぐ手術をすれば、聴力が回復するケースが多いので、治療そのものよりも、外リンパ瘻かどうかの見極めが、できるかできないかの医師の力量にかかっていると言っても過言ではありません。
なかなか他院で、難聴が良くならない患者様。
もしよろしければセカンドオピニオンで、り耳鼻咽喉科にご相談ください。"

投稿者: り耳鼻咽喉科

2014.12.15更新

"子どもの病気という認識が強い「手足口病」。
実は、大人も感染します。

【子どもが手足口病になったら】

確かに、手足口病は5歳ぐらいまでの子どもに多い病気です。
小児科の医師および、保育園・幼稚園などの関係者の方々は、かなり見慣れている病気なので、パッと見れば分かるというほどのポピュラーな病気で、夏場に多く流行します。

ですが、周囲の子どもが手足口病になった場合、大人も感染リスクがあります。
「自分もうつるかも?」という意識をもって、特に、のどに激痛を覚えるような場合は、手足口病に感染したと疑って、り耳鼻咽喉科を受診なさってください。
親御さんだけでなく、今お話しした通り、保育園・幼稚園などの関係者の方々も感染する可能性が高いです。

【手足口病の治療】

手足口病の原因ウイルスは、主にコクサッキーウイルスA6、A16、A10、エンテロウイルス71(EV71)です。
感染経路は、飛沫感染、接触感染、糞口感染。
潜伏期間は3~5日後とされています。

症状としては、口の中、手のひら、足底や足背などに2~3mmの水疱性発疹が出ます。
熱が出る患者様もいます。

残念ながら有効な治療薬も、予防ワクチンも存在しません。
なので、治療は対症療法となり、痛み止めや解熱剤、発疹用の軟膏などを処方する事になります。
滅多にありませんが、髄膜炎や脳炎などの合併症の可能性があります。
その為、経過観察は重要です。"

投稿者: り耳鼻咽喉科

2014.12.08更新

"本日は、り耳鼻咽喉科で導入しております、最新のウイルス検査機器「IMMUNO AG1」のご紹介です。
これは富士フィルムが開発販売しているもので、ウイルス検出の高感度化を実現した、新発想の感染症のプラットフォームです。

今までの従来型の機器では、発熱後12時間が経過しないとインフルエンザの検査が不可能でした。
インフルエンザに罹ったことがある患者様の多くが、体験済みかと思うのですが、「周囲でインフルエンザが流行っている→高い熱が出た→急いで病院へ行った→まだ検査しても分からないと言われた」という状況を打破し、少しでも早くインフルエンザか否かの診断ができるようにする為、この最新のウイルス検査機器「IMMUNO AG1」は、「発熱後6時間」でインフルエンザの検査を可能としました。
これによって、適切な診断と確かな治療を迅速に提供し、患者さまの苦痛を、いち早く取り除く事ができるようになりました。

インフルエンザが疑われる際は、この最新のウイルス検査機器「IMMUNO AG1」を導入している、り耳鼻咽喉科へご来院ください。"

投稿者: り耳鼻咽喉科

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