2014.10.22更新

"鼓膜損傷は、お子様が起因するケースが多いです。
例えば、自分が耳掃除をしている時に、子どもがふざけて腕にぶつかってきたり、お子様の耳掃除をしていたら、ふいに子どもが動いてしまったりという感じ。

耳掃除って、耳かき棒という細く固いものを耳に挿入している状態ですからね。
「注意してください」というのは簡単ですが、注意だけではどうにもならない事もあるのですよね。

もし鼓膜に傷がついてしまったり、穴が開いてしまっても、小さなものであれば自然完治しますので、そんなに慌てなくても大丈夫です。
でもだからといって、自己判断で経過観察はNG。
必ず、り耳鼻咽喉科にご来院ください。

まず状況を確認し、細菌感染を防止するために、消毒をして抗菌薬を使っていきます。
そして自然完治を待ちます。
状況が思わしくない時は、人工鼓膜を貼るケースもあります。
万が一内耳に影響があると判断した場合は、ステロイド剤を投与します。
経過観察をしていくと、大体数カ月で鼓膜は元に戻るのですが、穴がふさがらないというケースもあります。
このような時は、鼓膜形成術を行う事になります。"

投稿者: り耳鼻咽喉科

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