2016.08.01更新

8月に入りました。
今年は暑くなり始めたのが早かったように感じましたが、8月もまた例年通り暑い日が続いていますね。

この時期に、お子様が高熱を出された場合、ヘルパンギーナの可能性が高いので、早めにり耳鼻咽喉科を受診なさってください。

ヘルパンギーナはエンテロウイルス群によるウイルス感染症です。
通常はお子様が発症する病気です。
よくヘルパンギーナのことを、夏風邪とおっしゃる方も多いのですが、おっしゃっている通り、夏に流行する代表的な病です。

熱が高いので親御様は心配されると思いますが、大体3日も経過すれば熱は下がります。
熱が高いときの水分補給の方を気を付けていただければと思います。
また口の中に水ぶくれのようなものができるなど、口腔内に異常が出るケースが多いので、食べ物は刺激性の低い常温のものを用意してあげてください。

特効薬もなく、自然に完治する病気ですが、合併症だけは注意が必要です。
熱が何日も続いているというときが要注意ですので、その際は急いでご相談ください。

投稿者: り耳鼻咽喉科

2016.07.27更新

皆様こんにちは!城東区の、り耳鼻咽喉科です。
夏休み目の前というこの時期、バカンスの計画が間近に迫って、ウキウキしている人も多いのではないでしょうか?
そのかたわらで、楽しみではありつつもちょっと憂鬱という方もいるかと思います。
そうです!バカンスといえば乗り物、乗り物といえば人によっては乗り物酔いをしてしまう方もいますよね。

楽しいはずのレジャーが、乗り物酔いで散々なものとならないように、乗り物酔いが不安という方は、バカンス前に、り耳鼻咽喉科へご相談ください。
乗り物酔いは、薬を内服することで解消できるケースが大半です。
乗り物酔いの薬は、自律神経の興奮を鎮める抗ヒスタミン剤が中心です。

また、日ごろから乗り物酔いが激しいという方は、なんらかの原因があるかもしれません。
この原因が、脳や眼、耳などの見逃してはいけない異常であることもありますので、できれば精密検査を受けていただきたいと思います。

投稿者: り耳鼻咽喉科

2016.07.20更新

先日、耳性帯状疱疹という病気について、お話をさせていただきました。
この病気は、初期段階での診断が難しい病気ではありますが、少しでも早く診断を受け、治療を開始する必要がある病気でもあります。

その理由は、この耳性帯状疱疹という病気は、後遺症が強いためです。
帯状疱疹自体がよくなっても、難聴やめまい、顔面神経麻痺が残ることが多いです。
難聴とめまいの方は次第に治まりますが、顔面神経麻痺の症状が完治しない患者様もいます。
そのため、なるべく一生涯の後遺症が残らないようにするためにも、医師としては最善の治療を施すことが求められます。
そしてそれが、迅速に行われることが求められるのです。

症状の出方にもよりますが、入院治療になることも多いです。
治療は点滴治療になります。
そして安静が重要です。

入院が必要な場合は、信頼のおける病院を迅速にご紹介しなければなりません。
り耳鼻咽喉科は、大阪医科大学と強い連携があります。
患者様には万が一、入院・手術という際も、安心していただける環境です。

投稿者: り耳鼻咽喉科

2016.07.15更新

皆様こんにちは!城東区の、り耳鼻咽喉科です。
今日は耳鼻咽喉科の医師でも、患者様の最初の受診の際に診断が難しい病気である、耳性帯状疱疹をご紹介しましょう。

皆様、帯状疱疹という病気はメジャーなのでご存知かと思います。
過去に、水痘にかかったことがある方がなる病気です。
神経に沿って、帯状に発疹ができることで有名です。

耳性帯状疱疹は名前の通り、耳にできる帯状疱疹です。(ラムゼイ・ハント症候群とも呼びます)
と、このようにお話ししてしまいますと、なぜ診断が難しいのか分からないと思います。
実は、耳性帯状疱疹の発疹は初期段階で、発疹が確認できないことがあり、耳を診させていただいても何の異常もない、でもめまいや難聴という症状が出ているということが分かります。

そうなると、やはり疑わしきはメニエール病ということになります。
しかし、じきに耳が赤くなっていったり、発疹がみられるようになったりしてきますし、なにより特徴的なのが、顔面神経麻痺の症状が現れます。
こうなると、メニエール病ではないということが分かるのです。
そしてこれが、耳性帯状疱疹の特徴でもあります。

もし他院で、メニエール病との診断を受けて、でもご自身でなんとなく腑に落ちない、という場合、セカンドオピニオンでぜひ、り耳鼻咽喉科をご受診ください。
もしかしたら、耳性帯状疱疹なのかもしれません。

投稿者: り耳鼻咽喉科

2016.07.07更新

皆様こんにちは!城東区の、り耳鼻咽喉科です。
先日、めまいが起こる病気として良性発作性頭位めまい症をご説明させていただきました。
この病気は名前の通り良性で、比較的早期に良好な経過を辿るケースが一般的で、特別な治療をしなくても良いこともあるとお話ししましたが、だからといって「じゃあ、安静に寝ていればよいや」と耳鼻咽喉科の受診を怠るのだけは、おやめいただきたいと思います。

その理由は、良性発作性頭位めまい症かなと、一見思うような症状でも、別の病気であるケースがあるためです。
それも、脳血管障害や脳腫瘍からくるめまいだったりと、軽視できない緊急性のある病気である可能性も考えられるのです。
すなわち、患者様が勝手に良性発作性頭位めまい症だと決めつけてしまうのは、とても怖いことなのです。

良性発作性頭位めまい症に限らずの話ですが、めまいはなんらかの心身の異常発信信号だと思ってください。
心身ともになんともなければ、めまいはおきません。
めまいを感じたらすぐに、り耳鼻咽喉科にご相談ください。

投稿者: り耳鼻咽喉科

2016.07.01更新

皆様こんにちは!城東区の、り耳鼻咽喉科です。
先日から、こちらで書かせいただいておりますメニエール病と同様に、めまいが起こる病気に「良性発作性頭位めまい症」というものがあります。
本日はこの病気について、ご説明していきましょう。

これは、寝ている状態から急に起きたり、寝返りをうったり、急に振り返ったり、ぱっと上を見上げたりという行為をしたときに、回転性の激しいめまいが起こってしまう病気です。

めまいが激しいので、患者様はとても驚いてしまいますが、この病気自体は名前の通り良性であり、比較的早期に良好な経過を辿るケースが一般的です。
特別な治療をしなくても良い場合も多いのですが、ただ症状的にはめまいがきついので、その症状が治まるまでは安静にしていなければなりません。

良性発作性頭位めまい症の原因は、はっきりとはしておりませんが比較的、事故などで頭部外傷の経験がある方や、結核の治療でストレプトマイシンを使った経験がある方、慢性中耳炎の持病がある方に多くみられる症状です。

投稿者: り耳鼻咽喉科

2016.06.29更新

皆様こんにちは!城東区の、り耳鼻咽喉科です。
先日からメニエール病についてお話をさせていただいております。
実はメニエール病の原因が、ストレスや睡眠不足、肉体そして心身の疲労というケースが大変多いことから分かるように、メニエール病になってしまう方は、働き盛りのビジネスパーソンや子育て中のご両親ということがとても多いです。
また、介護などで忙しい50代・60代の方も多いです。
全体的に、女性が多い傾向がありますが、かといって男性に少ない病気ということでもありません。

そのため、めまいや難聴に苦しんでいながらも、なかなか診察という方向性へ足が向かない方も多いと聞きます。
しかし、メニエール病の症状は、そのままの状態で生活をしたり、外出、仕事をすることは、危険を伴う行為でもあります。
そのままにしておいて症状が良くなっていくという方は、かなり稀です。
やはり、しっかりとした診断を聞いたうえで、生活全体の見直しと治療を行わないと、良い方向には向かいません。

「もしかしたらメニエール病かも?」と思ったら、受診を先延ばしにしないで少しでも早く、り耳鼻咽喉科をご受診いただければと思います。
月・火・水・金曜日は、19時30分まで診察を行っておりますので、会社帰りにもお立ち寄りいただけます。

投稿者: り耳鼻咽喉科

2016.06.23更新

メニエール病は、ストレスや寝不足、疲労やまじめな性格、気圧の変化などにとって、内耳のリンパが増えてしまい、水ぶくれになってしまって症状が出る病気です。

この内耳とは、蝸牛、三半規管、耳石器で構成されています。
蝸牛は、人の聴力に関わっています。
三半規管は皆様ご存知の通り、平衡感覚を司る場所です。
耳石器も平衡感覚に関わっています。
このどこに水ぶくれができるかで、メニエール病は症状が違います。

蝸牛に水ぶくれができた場合は、あまりめまいは感じないはずです。
三半規管、耳石器に水ぶくれができると、めまいの症状が出てきます。
両方に水ぶくれができることもあり、その場合はめまいも感じますし、難聴の自覚もあるはずです。

めまいの強さ弱さも人によって違います。
また、ぐるぐる回る回転性のめまいの人もいれば、フワフワする感じの非回転性のめまいの患者様もいます。

メニエール病の難しいところは、り耳鼻咽喉科の治療だけでは、完治が難しいことです。
先にもお話ししている通り、寝不足やストレス、疲労などが大きく関わっている病気なので、その根本的な原因を取り除かなければ、良くなっていきません。
つまり職場などの周囲の理解も治療には大切ですし、本人も「病気なのだから無理は禁物」と自覚しなければ、なかなか良い方向には進まないのです。

投稿者: り耳鼻咽喉科

2016.06.15更新

「耳鼻咽喉科・めまい」と聞いて、皆様が一番に思い浮かべるのが、「メニエール病」でしょう。

メニエール病は、内リンパ水腫ともいいます。
病気になる原因に、ストレスや疲労、寝不足などが挙げられることから、「現代病」と表現する人も多いです。
実際、り耳鼻咽喉科を受診される方の中にも、診断の結果メニエール病と分かり、その原因が、お伺いしたかぎりではストレスや疲労、寝不足という患者様は、大変多いです。
知名度も高いからか、めまいで診察を受ける患者様の方から「メニエールでしょうか?」といわれることも多いです。

ちなみに原因は、ストレスや疲労、寝不足だけでなく、もともとの生真面目さであったり、気圧の変化なども挙げられています。
このような原因によって、内耳のリンパが増えてしまい、水ぶくれになってしまって、めまいや難聴を発症するのです。
人間の身体って不思議ですよね。
ストレスや疲労でリンパ液が増えてしまうなんて・・・。

今までお話してきたことで、お分かりいただけたかと思いますが、メニエール病を予防するには、十分な休息と睡眠、そしてストレスフリーな生活か、上手なストレス発散です。
生真面目な方は、自分で意識して許容範囲を広げていけると良いでしょう。

投稿者: り耳鼻咽喉科

2016.06.09更新

皆様こんにちは、城東区のり耳鼻咽喉科です。
本日、ご説明させていただきますのが、「扁桃病巣感染症」です。

聞いたこともない病名だという方が大半でしょうし、病名を聞いてどのような病気なのか、連想しづらいのではないかと思います。
これは他の慢性扁桃炎とは異なり、扁桃腺自体の症状としては薄く、人によっては無症状です。
症状があったとしても、緒とした痛み程度というケースが大半です。
この病気は、扁桃腺以外の部分、例えば腎臓や皮膚などに症状が出る病気なのです。

原因は、扁桃腺の免疫学的異常です。
扁桃腺以外の場所に症状が現れることから、それが実は扁桃病巣感染症であり、原因は扁桃腺にあるというところに辿り着くのに、多少なりとも時間がかかります。
しかし今、多くの難病といわれるものがこの扁桃病巣感染症であるということが、分かってきており、り耳鼻咽喉科でも、気を付けて診察をしております。

治療は、扁桃の切除手術です。
全身麻酔をして手術を行います。
手術自体は2時間もあれば終わる、比較的簡単な手術となります。
手術は入院を伴います。

投稿者: り耳鼻咽喉科

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