2016.05.02更新

これからの季節、徐々に増えていくお子様の病気がヘルパンギーナです。
前にもこちらのブログでお話ししておりますが、ヘルパンギーナはエンテロウイルス群によるウイルス感染症で、そう聞くとなんだか難しい病気のように感じますが、一般的には夏風邪と呼ばれていて、特に夏に流行するウイルス性感染症です。
高熱が2~3日続き、その後、口の中に水泡や水ぶくれができたり、のどちんこに炎症がみられたりします。

今日はこの、ヘルパンギーナの治療についてご説明していきましょう。
残念ながらヘルパンギーナに効果的な特効薬というものは存在しないので、り耳鼻咽喉科で行う治療は対症療法です。

脱水症状がみられ、その状況があまりよくないケースの場合はそれに対する治療を行います。

ヘルパンギーナの治療で一番注意していることが、合併症を発症していないかどうかの経過観察です。
4日以上熱が下がらないとき、髄膜炎や心筋炎などの合併症を疑う必要があります。

投稿者: り耳鼻咽喉科

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