2016.07.15更新

皆様こんにちは!城東区の、り耳鼻咽喉科です。
今日は耳鼻咽喉科の医師でも、患者様の最初の受診の際に診断が難しい病気である、耳性帯状疱疹をご紹介しましょう。

皆様、帯状疱疹という病気はメジャーなのでご存知かと思います。
過去に、水痘にかかったことがある方がなる病気です。
神経に沿って、帯状に発疹ができることで有名です。

耳性帯状疱疹は名前の通り、耳にできる帯状疱疹です。(ラムゼイ・ハント症候群とも呼びます)
と、このようにお話ししてしまいますと、なぜ診断が難しいのか分からないと思います。
実は、耳性帯状疱疹の発疹は初期段階で、発疹が確認できないことがあり、耳を診させていただいても何の異常もない、でもめまいや難聴という症状が出ているということが分かります。

そうなると、やはり疑わしきはメニエール病ということになります。
しかし、じきに耳が赤くなっていったり、発疹がみられるようになったりしてきますし、なにより特徴的なのが、顔面神経麻痺の症状が現れます。
こうなると、メニエール病ではないということが分かるのです。
そしてこれが、耳性帯状疱疹の特徴でもあります。

もし他院で、メニエール病との診断を受けて、でもご自身でなんとなく腑に落ちない、という場合、セカンドオピニオンでぜひ、り耳鼻咽喉科をご受診ください。
もしかしたら、耳性帯状疱疹なのかもしれません。

投稿者: り耳鼻咽喉科

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