大阪市城東区の皆様こんにちは、り耳鼻咽喉科です。
先日ご紹介した老人性鼻炎。
今、日本は超高齢化社会といわれており、この症状に悩まれる患者様は多くなってきています。
総務省統計局の発表しております平成25年9月15日推計によりますと、65歳以上の高齢者人口はなんと!3186万人。
総人口の25パーセントにあたり、4人に1人は65歳以上という日本です。
つまり耳鼻科医としても、老人性鼻炎に対して真剣に対応していかなければならない状況です。
しかし、老人性鼻炎は言い換えれば「老化現象」。
難治性が高く、完治は難しいというのが現状です。
血流改善剤や漢方薬が効果を発揮するケースもありますが、ご自身やご家族が工夫されるだけでも、症状を緩和できる傾向があります。
老人性鼻炎は外の温度が低かったり、身体が冷えてしまっていると症状がひどくなる傾向があります。
そのため、冬場に外出をするときはマスクをして鼻から入り込む空気を温め保湿するだけでも症状が緩和されることが多いですし、室内は適度な温度に温めておくという対策を講じることができます。
そして身体を冷やさないようにすること。
防寒をしっかりと行うことで、鼻炎症状を予防できます。