2016.11.30更新

大阪市城東区の皆様こんにちは、り耳鼻咽喉科です。
前回までのブログで、お話をしてまいりました甲状腺機能亢進症になる一つの原因として、バセドウ病があります。
バセドウ病の患者様は世界的に多いこともあるので、バセドウ病について本日はお話ししたいと思います。

バセドウ病とは、20~30歳代の比較的若い女性に多い病気となっています。
日本国内だけでも数万人の患者数と言われており、割合としては100人に1人というほど一般的な病気です。

気になるバセドウ病の原因ですが、血液中にTSHレセプター抗体というものができてしまうこととなっているのですが、このTSHレセプター抗体がなぜできてしまうのか?ということは解明されておらず、予防は難しい病気となっています。
一般的に言われているのは、甲状腺系の病気は家族の中で同様の病気になっている人が多いという特徴があるために、遺伝的な要素が強いのではないかとされています。

症状はいろいろなのですが、動悸や息切れ、多汗や極度の暑がり、精神的な不安定さ、疲れやすい、月経の乱れなどがみられます。
治療に関しては甲状腺機能亢進症のご説明のときと同様、抗甲状腺薬治療、手術、放射性ヨード剤による治療(アイソトープ治療)を行っていきます。

投稿者: り耳鼻咽喉科

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