2016.11.29更新

大阪市城東区の皆様こんにちは、り耳鼻咽喉科です。
先日のブログでは、甲状腺機能亢進症という病気についてと、その症状についてお話をさせていただきました。
本日はこの病気の検査方法と治療法について、触れていきたいと思います。

甲状腺機能亢進症とは甲状腺の機能に異常が起こり、甲状腺ホルモンの量が調整できなくなってしまう状況から起こる病気なので、血液検査を行いまして甲状腺ホルモンと甲状腺刺激ホルモンの測定をして、診断いたします。

診断の結果、甲状腺機能亢進症であるとされた場合、すぐに治療をはじめます。
治療は基本的には投薬による治療で、抗甲状腺剤を服用することになりますが、状況に応じで、手術や放射性ヨード剤による治療(アイソトープ治療)を行うケースもあります。

最後になりますが、よく甲状腺機能亢進症=バセドウ病と思われております。
甲状腺機能亢進症という病名は知らないけど、バセドウ病は効いたことがあるという方も多いことでしょう。
それゆえに、「甲状腺機能亢進症ってバセドウ病のことなのね」となりがちですが、これは間違いです。
甲状腺機能亢進症は甲状腺ホルモン量が調整できなくなり、過剰に分泌される病気なので、バセドウ病以外にも無痛性甲状腺炎、亜急性甲状腺炎、機能性甲状腺腫なども甲状腺機能亢進症の原因となります。

投稿者: り耳鼻咽喉科

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