2016.10.24更新

よくメディアでも取り上げられますが、睡眠時無呼吸症候群が原因となり、運転中の事故につながるといったケースが後を絶ちません。
自動車もさることながら、電車・船・飛行機の運転における事故や未遂事故も数多く起こっています。

いろいろな過去の事故や未遂事故を見直してみると分かることがあるのですが、当事者自身が睡眠時無呼吸症候群であることを理解していなかったケースと、理解していたが強い自覚症状と危機感がなく、「大丈夫だ」と自己判断してしまっていたケースの二通りがあります。

医師としてお話をさせて頂くのであれば、このどちらも大変危険なことで、避けなければならない事態です。
またどんな乗り物であっても、事故は人の命に直結するものなので、当事者自身が睡眠時無呼吸症候群であることを理解していて起こってしまった事故は、その罪も重いと感じます。

睡眠時無呼吸症候群であると分かっているのであれば、運転は控えるようにしましょう。
そしてしっかりと治療を行っていく必要があります。
また、睡眠時無呼吸症候群であると理解しておらず運転をしてしまうことも、危険なことであるには変わりありません。
慢性的な睡眠不足が気になるという方は、睡眠時無呼吸症候群を疑って早めにり耳鼻咽喉科を受診していただくことで、事故を未然に防ぎましょう。

投稿者: り耳鼻咽喉科

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