2016.07.27更新

皆様こんにちは!城東区の、り耳鼻咽喉科です。
夏休み目の前というこの時期、バカンスの計画が間近に迫って、ウキウキしている人も多いのではないでしょうか?
そのかたわらで、楽しみではありつつもちょっと憂鬱という方もいるかと思います。
そうです!バカンスといえば乗り物、乗り物といえば人によっては乗り物酔いをしてしまう方もいますよね。

楽しいはずのレジャーが、乗り物酔いで散々なものとならないように、乗り物酔いが不安という方は、バカンス前に、り耳鼻咽喉科へご相談ください。
乗り物酔いは、薬を内服することで解消できるケースが大半です。
乗り物酔いの薬は、自律神経の興奮を鎮める抗ヒスタミン剤が中心です。

また、日ごろから乗り物酔いが激しいという方は、なんらかの原因があるかもしれません。
この原因が、脳や眼、耳などの見逃してはいけない異常であることもありますので、できれば精密検査を受けていただきたいと思います。

投稿者: り耳鼻咽喉科

2016.07.20更新

先日、耳性帯状疱疹という病気について、お話をさせていただきました。
この病気は、初期段階での診断が難しい病気ではありますが、少しでも早く診断を受け、治療を開始する必要がある病気でもあります。

その理由は、この耳性帯状疱疹という病気は、後遺症が強いためです。
帯状疱疹自体がよくなっても、難聴やめまい、顔面神経麻痺が残ることが多いです。
難聴とめまいの方は次第に治まりますが、顔面神経麻痺の症状が完治しない患者様もいます。
そのため、なるべく一生涯の後遺症が残らないようにするためにも、医師としては最善の治療を施すことが求められます。
そしてそれが、迅速に行われることが求められるのです。

症状の出方にもよりますが、入院治療になることも多いです。
治療は点滴治療になります。
そして安静が重要です。

入院が必要な場合は、信頼のおける病院を迅速にご紹介しなければなりません。
り耳鼻咽喉科は、大阪医科大学と強い連携があります。
患者様には万が一、入院・手術という際も、安心していただける環境です。

投稿者: り耳鼻咽喉科

2016.07.15更新

皆様こんにちは!城東区の、り耳鼻咽喉科です。
今日は耳鼻咽喉科の医師でも、患者様の最初の受診の際に診断が難しい病気である、耳性帯状疱疹をご紹介しましょう。

皆様、帯状疱疹という病気はメジャーなのでご存知かと思います。
過去に、水痘にかかったことがある方がなる病気です。
神経に沿って、帯状に発疹ができることで有名です。

耳性帯状疱疹は名前の通り、耳にできる帯状疱疹です。(ラムゼイ・ハント症候群とも呼びます)
と、このようにお話ししてしまいますと、なぜ診断が難しいのか分からないと思います。
実は、耳性帯状疱疹の発疹は初期段階で、発疹が確認できないことがあり、耳を診させていただいても何の異常もない、でもめまいや難聴という症状が出ているということが分かります。

そうなると、やはり疑わしきはメニエール病ということになります。
しかし、じきに耳が赤くなっていったり、発疹がみられるようになったりしてきますし、なにより特徴的なのが、顔面神経麻痺の症状が現れます。
こうなると、メニエール病ではないということが分かるのです。
そしてこれが、耳性帯状疱疹の特徴でもあります。

もし他院で、メニエール病との診断を受けて、でもご自身でなんとなく腑に落ちない、という場合、セカンドオピニオンでぜひ、り耳鼻咽喉科をご受診ください。
もしかしたら、耳性帯状疱疹なのかもしれません。

投稿者: り耳鼻咽喉科

2016.07.07更新

皆様こんにちは!城東区の、り耳鼻咽喉科です。
先日、めまいが起こる病気として良性発作性頭位めまい症をご説明させていただきました。
この病気は名前の通り良性で、比較的早期に良好な経過を辿るケースが一般的で、特別な治療をしなくても良いこともあるとお話ししましたが、だからといって「じゃあ、安静に寝ていればよいや」と耳鼻咽喉科の受診を怠るのだけは、おやめいただきたいと思います。

その理由は、良性発作性頭位めまい症かなと、一見思うような症状でも、別の病気であるケースがあるためです。
それも、脳血管障害や脳腫瘍からくるめまいだったりと、軽視できない緊急性のある病気である可能性も考えられるのです。
すなわち、患者様が勝手に良性発作性頭位めまい症だと決めつけてしまうのは、とても怖いことなのです。

良性発作性頭位めまい症に限らずの話ですが、めまいはなんらかの心身の異常発信信号だと思ってください。
心身ともになんともなければ、めまいはおきません。
めまいを感じたらすぐに、り耳鼻咽喉科にご相談ください。

投稿者: り耳鼻咽喉科

2016.07.01更新

皆様こんにちは!城東区の、り耳鼻咽喉科です。
先日から、こちらで書かせいただいておりますメニエール病と同様に、めまいが起こる病気に「良性発作性頭位めまい症」というものがあります。
本日はこの病気について、ご説明していきましょう。

これは、寝ている状態から急に起きたり、寝返りをうったり、急に振り返ったり、ぱっと上を見上げたりという行為をしたときに、回転性の激しいめまいが起こってしまう病気です。

めまいが激しいので、患者様はとても驚いてしまいますが、この病気自体は名前の通り良性であり、比較的早期に良好な経過を辿るケースが一般的です。
特別な治療をしなくても良い場合も多いのですが、ただ症状的にはめまいがきついので、その症状が治まるまでは安静にしていなければなりません。

良性発作性頭位めまい症の原因は、はっきりとはしておりませんが比較的、事故などで頭部外傷の経験がある方や、結核の治療でストレプトマイシンを使った経験がある方、慢性中耳炎の持病がある方に多くみられる症状です。

投稿者: り耳鼻咽喉科

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