2016.06.29更新

皆様こんにちは!城東区の、り耳鼻咽喉科です。
先日からメニエール病についてお話をさせていただいております。
実はメニエール病の原因が、ストレスや睡眠不足、肉体そして心身の疲労というケースが大変多いことから分かるように、メニエール病になってしまう方は、働き盛りのビジネスパーソンや子育て中のご両親ということがとても多いです。
また、介護などで忙しい50代・60代の方も多いです。
全体的に、女性が多い傾向がありますが、かといって男性に少ない病気ということでもありません。

そのため、めまいや難聴に苦しんでいながらも、なかなか診察という方向性へ足が向かない方も多いと聞きます。
しかし、メニエール病の症状は、そのままの状態で生活をしたり、外出、仕事をすることは、危険を伴う行為でもあります。
そのままにしておいて症状が良くなっていくという方は、かなり稀です。
やはり、しっかりとした診断を聞いたうえで、生活全体の見直しと治療を行わないと、良い方向には向かいません。

「もしかしたらメニエール病かも?」と思ったら、受診を先延ばしにしないで少しでも早く、り耳鼻咽喉科をご受診いただければと思います。
月・火・水・金曜日は、19時30分まで診察を行っておりますので、会社帰りにもお立ち寄りいただけます。

投稿者: り耳鼻咽喉科

2016.06.23更新

メニエール病は、ストレスや寝不足、疲労やまじめな性格、気圧の変化などにとって、内耳のリンパが増えてしまい、水ぶくれになってしまって症状が出る病気です。

この内耳とは、蝸牛、三半規管、耳石器で構成されています。
蝸牛は、人の聴力に関わっています。
三半規管は皆様ご存知の通り、平衡感覚を司る場所です。
耳石器も平衡感覚に関わっています。
このどこに水ぶくれができるかで、メニエール病は症状が違います。

蝸牛に水ぶくれができた場合は、あまりめまいは感じないはずです。
三半規管、耳石器に水ぶくれができると、めまいの症状が出てきます。
両方に水ぶくれができることもあり、その場合はめまいも感じますし、難聴の自覚もあるはずです。

めまいの強さ弱さも人によって違います。
また、ぐるぐる回る回転性のめまいの人もいれば、フワフワする感じの非回転性のめまいの患者様もいます。

メニエール病の難しいところは、り耳鼻咽喉科の治療だけでは、完治が難しいことです。
先にもお話ししている通り、寝不足やストレス、疲労などが大きく関わっている病気なので、その根本的な原因を取り除かなければ、良くなっていきません。
つまり職場などの周囲の理解も治療には大切ですし、本人も「病気なのだから無理は禁物」と自覚しなければ、なかなか良い方向には進まないのです。

投稿者: り耳鼻咽喉科

2016.06.15更新

「耳鼻咽喉科・めまい」と聞いて、皆様が一番に思い浮かべるのが、「メニエール病」でしょう。

メニエール病は、内リンパ水腫ともいいます。
病気になる原因に、ストレスや疲労、寝不足などが挙げられることから、「現代病」と表現する人も多いです。
実際、り耳鼻咽喉科を受診される方の中にも、診断の結果メニエール病と分かり、その原因が、お伺いしたかぎりではストレスや疲労、寝不足という患者様は、大変多いです。
知名度も高いからか、めまいで診察を受ける患者様の方から「メニエールでしょうか?」といわれることも多いです。

ちなみに原因は、ストレスや疲労、寝不足だけでなく、もともとの生真面目さであったり、気圧の変化なども挙げられています。
このような原因によって、内耳のリンパが増えてしまい、水ぶくれになってしまって、めまいや難聴を発症するのです。
人間の身体って不思議ですよね。
ストレスや疲労でリンパ液が増えてしまうなんて・・・。

今までお話してきたことで、お分かりいただけたかと思いますが、メニエール病を予防するには、十分な休息と睡眠、そしてストレスフリーな生活か、上手なストレス発散です。
生真面目な方は、自分で意識して許容範囲を広げていけると良いでしょう。

投稿者: り耳鼻咽喉科

2016.06.09更新

皆様こんにちは、城東区のり耳鼻咽喉科です。
本日、ご説明させていただきますのが、「扁桃病巣感染症」です。

聞いたこともない病名だという方が大半でしょうし、病名を聞いてどのような病気なのか、連想しづらいのではないかと思います。
これは他の慢性扁桃炎とは異なり、扁桃腺自体の症状としては薄く、人によっては無症状です。
症状があったとしても、緒とした痛み程度というケースが大半です。
この病気は、扁桃腺以外の部分、例えば腎臓や皮膚などに症状が出る病気なのです。

原因は、扁桃腺の免疫学的異常です。
扁桃腺以外の場所に症状が現れることから、それが実は扁桃病巣感染症であり、原因は扁桃腺にあるというところに辿り着くのに、多少なりとも時間がかかります。
しかし今、多くの難病といわれるものがこの扁桃病巣感染症であるということが、分かってきており、り耳鼻咽喉科でも、気を付けて診察をしております。

治療は、扁桃の切除手術です。
全身麻酔をして手術を行います。
手術自体は2時間もあれば終わる、比較的簡単な手術となります。
手術は入院を伴います。

投稿者: り耳鼻咽喉科

2016.06.03更新

皆様こんにちは、城東区のり耳鼻咽喉科です。
今日、ご説明させていただきますのが、「慢性単純性扁桃炎」です。

これは、習慣性扁桃炎の逆で、ほぼ大人の扁桃炎と思っていただいてよろしいかと思います。
この慢性単純性扁桃炎は、原因が大きく二つに分かれています。

一つ目は、急性扁桃炎を年四回以上繰り返すというような状況で、慢性化していってしまったものです。
二つ目は、飲酒や喫煙という因子が関係しているものです。

症状は喉の痛みに関しては、ほかの扁桃炎と同様なのですが、熱は微熱程度です。
喉に異物感を感じ、刺激物は過剰に反応するようになります。

慢性単純性扁桃炎になりますと、手術をしなければならないケースが多くなります。
手術は、入院を伴います。

原因の二つ目に関しては、予防できるものです。
慢性単純性扁桃炎になって、手術を行う必要が出る前に、禁煙をしましょう。
そして、お酒もほどほどにしていきましょう。
それが、大切な予防策です。

投稿者: り耳鼻咽喉科

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