2016.05.31更新

皆様こんにちは、り耳鼻咽喉科です。
この間は、急性扁桃炎のお話を書かせていただきました。
今日から数回に分けて、慢性扁桃炎について、ご説明していきたいと思います。

今回、ご説明させていただきますのが、「習慣性扁桃炎」です。
これは、名前からは分かりづらいと思いますが、子どもが多く発症する慢性扁桃炎です。
大体3歳ぐらいに発症をはじめるお子様が多く、6歳ぐらいにピーク時を迎えます。

症状は、喉の痛みや発熱、倦怠感、唾を飲み込むときの痛みなど、急性扁桃炎と同じです。
慢性扁桃炎ではありますが、安定している時期には、これらの症状はありません。

この習慣性扁桃炎の特徴は、ほとんどの症例の場合、大人になるまでには完治するということです。
ご本人はもちろん、親御様は症状が出てしまっている期間は、大変お辛いと思います。
でも、完治するケースが大半です。
私も患者様には励ましながら、治療を行っております!
ただ稀に、大人になってから発症する方もいますので、注意が必要です。

投稿者: り耳鼻咽喉科

2016.05.26更新

皆様こんにちは、り耳鼻咽喉科です。
先日、扁桃炎のお話を書かせていただきました。
それに対して「扁桃炎ってどのような症状が出るのですか?」というご質問をいただきましたので、急性扁桃炎についてご説明させていただきます。

扁桃炎は先日、20歳代・30歳代の羅漢者が全体を見てみると、ずば抜けて多いとお話ししましたが、それ以外の年齢の方々が羅漢しないということではありません。
0歳から高齢の方まで、扁桃炎にはなります。
50歳を過ぎると極端に患者数が減りますが、それ以外の年齢は、それなりに羅漢者数がある病気ですので油断は禁物です。

この扁桃炎は、細菌やウイルス感染することで起こる症状です。
最初は喉が痛くなって赤くはれたり、食べ物を食べるときに、つっかえる感じがあったりします。

しだいに、38度~40度という高熱が出て、唾を飲み込むだけで痛みが走ります。
頭痛や関節痛が出たり、悪寒を感じる方が多いです。
中耳炎を併発しますと、耳も当然痛み出します。

急性扁桃腺炎の場合、治療はペニシリン系抗生物質を処方します。
また熱が高いので、解熱鎮痛剤も処方します。
また、のどの消毒を行います。
入浴は避けて2日ほど安静にしていれば、回復してまいります。

投稿者: り耳鼻咽喉科

2016.05.17更新

皆様こんにちは、り耳鼻咽喉科です。
皆様は、扁桃炎になったことがありますか?
40代以降の方ですと、「昔やったことがある」とおっしゃる方が多いかと思います。

この扁桃炎は、細菌やウイルス感染することで起こる症状です。
と聞くと、羅漢者の年代に個性が出るとは思えないでしょう。
しかし不思議なことに、20歳代・30歳代の羅漢者が全体を見てみると、ずば抜けて多いのです。
そして20歳代に関しては、女性の羅漢者が大変多いという特徴があります。

理由は定かではありませんが、喉が赤くなっていたり、痛みが出るという扁桃炎の初期症状が出たとき、20歳代・30歳代の方の場合、それが単なる風邪ではなく扁桃炎である可能性も視野に、早めにり耳鼻咽喉科をご受診されることをおすすめいたします。

また、これも不思議なことなのですが、扁桃炎から重症化して扁桃周囲炎や扁桃周囲膿瘍になってしまう患者様の多くが男性です。
これも理由は不明でありますが、20歳代・30歳代の羅漢者が多いという特徴を加味すると、この年代の男性が忙しく、初期の段階で治療を行えないなども、理由の一つと捉えられます。

病気はどんな病気であっても、早期発見と治療がベストです。
扁桃炎が重症化して、扁桃周囲炎や扁桃周囲膿瘍にならないように、早めの受診を心がけましょう。

投稿者: り耳鼻咽喉科

2016.05.11更新

突然ですが、皆様はなぜ、耳鼻咽喉科というと思いますか?
もしくはなぜ耳鼻咽喉が、ひとまとめになっていると思いますか?

これは、このすべてが繋がっているからです。
「繋がっている」といえば、身体の臓器はすべて繋がっているわけで、それは耳鼻咽喉だけの話ではないのですが、この部分は特に密接に関わって繋がっているということで、一つの診療科としてくくられているわけです。

そのくくりを、体調が悪いときに感じたりしませんか?
例えば鼻風邪をひいているとき、耳がなんだか聞こえづらくなったり、なにかが詰まっているような感覚になることがありますよね。

鼻風邪をこじらせて、中耳炎を併発してしまうという患者様が多いですが、これはまさに密接に繋がっている証拠です。
つまり、症状を軽視して放置してしまうと、他の部分にさらなる問題が生じる可能性が高いということです。
鼻やのど、耳に異変を感じたら、なるべく早く専門医の診察を受けましょう。
そして適切な治療を受けることで、少しでも早く完治し、病状が悪くならないようにしたいものです。
り耳鼻咽喉科では、症状をこじらせないように、早期治療を推奨しています!

投稿者: り耳鼻咽喉科

2016.05.02更新

これからの季節、徐々に増えていくお子様の病気がヘルパンギーナです。
前にもこちらのブログでお話ししておりますが、ヘルパンギーナはエンテロウイルス群によるウイルス感染症で、そう聞くとなんだか難しい病気のように感じますが、一般的には夏風邪と呼ばれていて、特に夏に流行するウイルス性感染症です。
高熱が2~3日続き、その後、口の中に水泡や水ぶくれができたり、のどちんこに炎症がみられたりします。

今日はこの、ヘルパンギーナの治療についてご説明していきましょう。
残念ながらヘルパンギーナに効果的な特効薬というものは存在しないので、り耳鼻咽喉科で行う治療は対症療法です。

脱水症状がみられ、その状況があまりよくないケースの場合はそれに対する治療を行います。

ヘルパンギーナの治療で一番注意していることが、合併症を発症していないかどうかの経過観察です。
4日以上熱が下がらないとき、髄膜炎や心筋炎などの合併症を疑う必要があります。

投稿者: り耳鼻咽喉科

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